「深層筋手技療法」勉強会(6/2土)

今回の勉強会は腰痛の「痛みの抜き方」を覚えることです。腰痛の好発部位は写真1の腰仙移行部です。痛みの箇所は分かっても痛みを緩和させるには両母指での患部にあてる角度、そして強さ(深さ)が大切です。練習では腰の痛みは患者に全くない為、ふくらはぎで練習しました。ふくらはぎは腰の筋肉より柔らかいので「緩み」が早く分かりやすいからです。患部を潰さないように両母指をあてて、筋硬結(しこり)から少しだけ沈めて放散痛(患部が刺激されて痛みを外部に出そうとする働き)が出ているかを患者に確認します。このまま2~3分持続して押していると両母指は患者の緩みに応じて自重で沈みます。次に芯の一番固い部分に再度あてて持続的に押していきます。これを繰り返して筋硬結の芯を小さくして痛みが緩和されるのですが、この「感覚」は何度も繰り返さないと覚えられません。1時間程私と一緒に押していくと「何かシュルシュルと抜けてきたのが分かります。」と彼女が言ってきたので、「そう、その感覚を体中で練習して覚えていくと施術でも結果が出てくるよ!!」と伝えました。技術は日進月歩ですので一つずつ体で覚え、自分なりに「これだ!!」という「自信」をつけていくことが施術者には大切だとも彼女に伝えました。本当に彼女は向上心が強いので、こちらもついつい真剣に教えてしまい、今回も充実した時間を過ごしました。

写真1

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