今回の勉強会は筋断裂の検索の練習です。筋硬結(しこり)はマッサージ等でも分かりやすく殆んどの施術家はこれを狙っていきます。しかし、「痛みの元」はこの「筋断裂=キズ」です。患者様が痛いと訴えた場合は大小問わずにこの筋断裂を施術しなければ症状改善はできません。検索は筋硬結のような固まり(筋硬結に筋断裂が存在する場合も多い)のように簡単には分かりません。先ず、患者様に聞いて何処が痛いのかを目安にして検索するのですが、ポイントは「筋線維の走行に垂直に存在する」ことと、「必ず筋断裂は陥凹している」この2つです。理論上はこの2つですが、先ず両母指の見極める感覚を養わなければならないので、練習で体中の筋断裂を検索する練習を繰り返すことです。筋断裂は痛みを伴わなくても誰でも必ず存在するので、当分の間はこの反復練習を積み重ねる必要があります。