3/2(金)

今日はサッカーをしている中学3年生の男子のオスグッドシュラッター症です。彼は4月から特待生で静岡の高校に行くのですが、それまでに治したいとのことで来院しています。オスグッドは成長痛の慢性化の症状で膝蓋骨(お皿)の内側の下方が筋硬結(しこり)で固まっています。元々成長痛とは中学生などが骨の急速な成長に筋肉が追いつかず、筋肉の端が引っ張られて炎症を起こします。特に大腿骨の成長が急速で大腿の筋肉の端にあたる膝蓋骨の下に炎症が起こることが殆んどです。それを我慢していると炎症の部分が固まりオスグッドになります。プレー中は集中して気付かないのですが、その後に膝が痛み出して階段を降りられない激痛が走ります。施術としてはその患部の固まりを持続的に押して小さくしていけば、それに比例して症状も緩和します。普通の成長痛であれば30分を1回、オスグッドは3~4回で改善します。これらの症状は骨の成長が止まるまで痛みが続くと言われていますが、そんなことはありません。特に中学生は施術での症状の変化が早いので、即、痛みも止まります。

中高生で痛みを抱えてプレーできずに3年という短い現役生活を終了してしまう学生も多いです。限られた時間を全力でプレーできる状態にしたいと私は考えているので、何カ月も痛みでプレーできずに苦しんでいる方は是非来院してほしいと思います。

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