施術中のQ&A

75  Q:階段を降りるときに膝の前側が痛いのだが?

    A:膝の前側の内上方に筋硬結があると膝のお皿、大腿骨、脛骨の3方向から圧迫さ

     れます。また、この周囲の筋肉は膝を伸ばすと分かりますが奥に沈んでいき痛

     みがでます。更に階段は体重がかかるため痛みが強くなります。そのため痛み

     が強い方が階段を横向きで降りるのは、膝が伸びないようにかばうためです。

施術中のQ&A

74  Q:整形外科で膝にヒアルロン酸の注射を打ってもらうが痛みがとれないのだが?

    A:膝の痛みは骨と骨の間が摩擦を起こし軟骨がすり減って痛みを出すためヒアル

     ロン酸を注入し、潤滑させようとするのですが、この方法で治った方は私は一

     人も聞いたことがありません。膝の痛みはこのお皿の押して痛みのでる筋硬結

     を小さくしない限り改善は致しません。

施術中のQ&A

73  Q:整形外科で膝の水を抜いてもらうが、痛みがとれないのだが?

    A:水が貯まるのはこの膝のお皿の内上方に筋硬結があり、ここがお皿とぶつかり

     炎症を起こして細胞の水分が外に出たものです。これを注射で抜くと一時的に

     炎症反応は治まりますが、この筋硬結がある限り、再度水は貯まり痛みを出し

     ます。

施術中のQ&A

72  Q:ハムストリングスの肉離れを繰り返しているが?

    A:ハムストリングスのうちの大腿二頭筋が肉離れを起こしやすいのですが、この

     筋肉は太くて厚いため、一度断裂しますと深くまで行きます。施術でしっかり

     断裂部を修復しないと繰り返しやすく、更に深くなり、そうしますと歩いてい

     ても常に違和感を感じてしまいます。

施術中のQ&A

71  Q:ジョギングすると大腿の後ろの上部が痛いが?

    A:走ると大腿四頭筋が筋肉痛になる方は多いのですが、この筋肉は大きいのです

     が瞬発系ですぐ疲れてしまいます。持続系では後面のハムストリングスの筋肉

     の方が厚いのでこちらを使えると長時間走れます。また、後面の上側が痛いの

     は、この坐骨結節からハムストリングスがついているので正しく使えている証

     拠です。トレーニングを積めば強くなり痛みも出なくなります。

施術中のQ&A

70  Q:長座でストレッチをすると体が曲がらなく固いが?

    A:ストレッチで前屈して体が曲がらないと関節が固くなったと言われますが、大

     腿後面の外側広筋の筋線維が固まっているために柔軟性が出ません。実際に前

     屈してみるとここが一番痛いはずです。この前屈で体を前に倒せるようになる

     ためには外側広筋と腰の真ん中の筋肉を緩めていけば柔軟性が出てきます。

施術中のQ&A

69  Q:最近腸腰筋の重要性をよく聞くが?

    A:腰を痛めないように前後をトレーニングして真っすぐ安定させた方が姿勢も良

     くなります。しかし慢性の痛みを抱えている殆んどの方は腰が弱冠曲がってお

     り、腸腰筋は縮んで緊張しています。先ず、後面の腰部をしっかり緩めて上体

     を伸ばし、前面の緊張を弛緩させてから腸腰筋のトレーニング等をされた方が

     効果が上がります。

施術中のQ&A

68  Q:座ると椅子に当たる骨が痛いが?

    A:この骨は坐骨結節と呼ばれ、大腿後面のハムストリングスのスタート地点で痛

     める方も多いです。施術としては難しくないのですが、脂肪が厚く私の施術の

     体勢も取りにくい箇所ですので2~3回は改善に要するかもしれません。

施術中のQ&A

67  Q:歩くと脚の付け根が痛いが?

    A:マラソン選手や長時間の歩行などで大腿の筋肉とこの鼡径部の靭帯が摩擦を起

     こして痛みを出しています。これに微細な断裂が生じますと痺れも出ますが断

     裂部を正確に施術すれば一回で改善します。稀にこの鼡径部を押しますとお腹

     が痛いという方がおりますので、その時はおっしゃって下さい。

施術中のQ&A

66  Q:テニスをやると仙骨の外側に痛みと痺れがあるが?

    A:テニス、バスケット、サッカーなどのスポーツはストップアンドゴー型の種類

     になりますが、特に横への動きで仙骨と腸骨を連結させる仙腸関節の靭帯に微

     細な断裂が生じて痛みや痺れを出します。長い選手ですと6ヶ月ぐらい競技復帰

     にかかりますが、深層筋手技療法では3回ぐらいで断裂を修復して、その後は練

     習の様子を見ながらメンテナンスをすれば大丈夫ですからご安心下さい。