「深層筋手技療法」勉強会(6/14木)

今回から夜の勉強会に男性1人が参加しました。柔道整復師で去年の4月に国家資格を取得したそうです。毎日30~40人の施術をしているということで時間にすると9~10時間フル回転です。この男性は、毎日施術をしていて「治す施術をしたい」と考えていたようです。この業界では毎日忙しく働いているが、本当の技術を教えてもらえずに苦しんでいる施術者が非常に多いです。しかし、この男性も1年でこのことに気付いたので立派です。普通は3年位で「自分はただ毎日施術をしているだけで治せないままで良いのか?」と考えるのですが、ここで正しい技術を身に付けたいと考える人と、この方が楽だからこのままで良いと流される人に分かれます。この1年は自分で考え、いろいろと勉強して今の手技をやっているとのことですが、独学にしては非常に高いスキルで驚きました。今回は1回目なので、肘の使い方を下肢で教えました。完全に力任せで「あたりが痛い」手技を、体重をかけて押す方法に変えました。人から技術を教わることが非常に新鮮だったらしく、汗をかきながら練習して8時から9時半までの1.5時間で習得してしまいました。「今の若者は指示待ち世代で言われたことしかやらない」と当院に来られる管理職の方もよく言っていますが、そんなことはありません。しっかり自分の考えを持ち、自分の意思表示のできる若者もいるんだと感心しました。また来週も教えてもらいたいということなので、私も来週の木曜日が楽しみです。

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